Neak Pean  :  絡み合う蛇
 訪問日

 09Feb2003

 創建者

 Jayavarman 7th
 創建年代  Late of 12th
 建築様式  Bayon Style
 宗教  Buddhism


 
Neak Peanとは、からみあう蛇と言う意味。

この遺跡は、今は干上がっているが、ジャヤタターカと言うPreah Khanのバライ(貯水池)の中央の島の上にあった。

そして、この遺跡自体も、中央池、そして、東西南北に配置された小池で構成されている。
この中央池は、ヒマラヤの聖湖アナヴァタプタを模し、この聖湖に源を発する聖水は、インドの四大河を象徴した4つの小池に、更に大海を模したジャヤタターカへ流れた?


右の写真は、北側の小池(水は干上がっている)の中から遺跡を見たところ。








中央池から四方の小池には、象、馬、獅子、人の彫刻の口から聖水は流れ出る仕組みになっていた。

右写真は、中央池から西の小池に聖水を流す馬の彫刻の鼻と口の部分。
馬の顔自体は、壊れている。
中央の馬の口を模した穴から、聖水を流した。
























これは、中央池から聖水を南の小池に流した獅子(シンハ)の彫刻。
口の穴から聖水を流した。



























中央池の中央には、祠堂が立っている。

基壇の部分は、2匹の絡み合う蛇によって構成されている。
(頭が東で、尻尾が西)
これが、この遺跡の名前の由来になっている。

その中央祠堂を、南側から見たところ。
中央祠堂の東側には、神馬ヴァラーハと、それにしがみつく男達の像がある。













右は、その神馬ヴァラーハと、それにしがみつく男達の像。

ある島に、人食いのヤシャ女達が住んでおり、そこへ難破船が流れ着く度に、ヤシャ女達は美しい女に化け、男達を騙し寝静まったところを食べていた。
それに気が付いた男達は、天高く駆ける神馬にしがみつき逃げ出した。
その場面。

神馬は、観音菩薩の化身ヴァラーハであった。










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